塩麹で野菜副菜をもっと手軽に。常備菜にも使いやすい発酵レシピまとめ

塩麹で野菜副菜をもっと手軽に。常備菜にも使いやすい発酵レシピまとめ

夕食の支度をしていると、主菜は決まっているのに「あと一品、野菜のおかずがほしい」と手が止まる日があります。冷蔵庫にきのこが少し、かぶがひとつ、じゃがいもが数個。そんなとき、塩麹があると副菜づくりの入口がぐっと軽くなります。

塩麹を使った野菜副菜の小鉢が並ぶ明るい食卓

この記事でわかること

  • 塩麹に合わせて選びやすい麹レシピ
  • 忙しい日に使いやすい発酵調味料
  • レシピを選ぶときのポイント

塩麹は、塩味だけでなく、麹由来のやさしい甘みとまろやかさを足してくれる発酵調味料。野菜に和える、炒める前にからめる、焼き野菜の味付けに使うなど、難しい手順を増やさずに毎日の料理へなじみます。塩の代わりに少量から使えるので、初心者にも取り入れやすい調味料です。

この記事では、HTM麹の既存レシピの中から、野菜副菜や常備菜づくりのヒントになるレシピを選び、平日夕食、作り置き、お弁当、休日の食卓でどう使いやすいかを暮らし目線でまとめます。レシピそのものを増やすというより、「今日の野菜をどうおいしく食べるか」の引き出しを増やす読みものとしてどうぞ。

塩麹は野菜副菜の味をまとめてくれる発酵調味料

野菜の副菜は、シンプルなほど味がぼやけやすいもの。ゆでただけ、焼いただけ、炒めただけでは、少し物足りなく感じることもあります。そこで塩麹を使うと、塩味の角が立ちにくく、野菜の甘みや香ばしさを引き出しやすくなります。

たとえば、きのこは水分が多く、加熱するとかさが減ります。ここに塩麹を合わせると、バターやごま油の香りともなじみ、冷蔵庫にある材料だけでも満足感のある一皿に。かぶやじゃがいものような淡い味の野菜にもよく合います。

野菜副菜に塩麹を使うときは、最初からたくさん入れず、野菜の水分を見ながら少しずつ足すのがおすすめです。加熱すると味がなじみ、冷めると塩味を感じやすくなることもあります。作り置きにするなら、できたてより少し控えめを意識すると、翌日のお弁当にも使いやすくなります。

まず試すなら、きのこの副菜から始める

塩麹の使い方にまだ慣れていない方に最初にすすめたいのが、きのこを使った炒め物です。きのこは火の通りが早く、包丁を使う手間も少なめ。平日の夕食で、味噌汁を温めているあいだに一品作れる気軽さがあります。

「塩麹のエリンギバター炒め」は、エリンギの食感とバターの香りに塩麹のまろやかさが重なる一品。野菜副菜として食卓に出してもよし、焼き魚や鶏肉の横に添えてもなじみます。お弁当に入れるなら、汁気を少し飛ばすように炒めると、冷めても味がぼやけにくくなります。

朝、お弁当箱のすき間を見て「緑ではないけれど、もう一品ほしい」と思うことがあります。そんなとき、前日のエリンギ炒めが少し残っていると心強いもの。ごはんの横に詰めても、卵焼きの隣に置いても、香りが強すぎず食べやすい副菜になります。

きのこ副菜のコツ

  • 炒めはじめは強めの火で水分を飛ばす
  • 塩麹は焦げやすいので、仕上げ寄りに加えると扱いやすい
  • バターやオリーブオイルなど、香りのある油と合わせると満足感が出る

塩麹は糖を含むため、フライパンの温度が高すぎると焦げやすくなります。香ばしさはおいしさにつながりますが、焦げが強くなる前に火を弱めるのが安心。焼く前にからめる場合も、弱火から中火を意識すると使いやすいです。

あわせて読みたい発酵レシピ

塩麹のエリンギバター炒め

塩麹のエリンギバター炒め

麹や発酵調味料を毎日の食事に取り入れやすい、HTM麹の関連レシピです。

レシピを見る

かぶや淡い野菜には、主菜と一緒に味をなじませる

野菜だけの副菜も便利ですが、魚や厚揚げなどと組み合わせると、食卓全体のまとまりがよくなります。忙しい日の夕食では、主菜と副菜をきっちり分けるより、野菜も一緒に食べられる一皿にするほうが続けやすいこともあります。

「塩麹の銀ダラのかぶ炒め」は、銀ダラとかぶを合わせた、塩麹らしいやさしい味わいのレシピ。かぶは火が通ると甘みを感じやすく、魚のうまみとも相性がよい野菜です。副菜として考えるなら、かぶの部分を少し多めに用意しておくと、翌日の朝食に小皿で出しやすくなります。

休日の朝、炊きたてのごはんと味噌汁、前日に作ったかぶの炒め物が並ぶだけで、食卓が少し整った雰囲気になります。がんばって品数を増やさなくても、発酵食品や野菜が自然に入っていると、健康的な食生活を意識しやすくなります。

副菜を続けるコツは、毎回きれいに作り分けることではなく、副菜を先に決める日をつくること。かぶ、きのこ、じゃがいもなど、冷蔵庫にある野菜をひとつ選び、塩麹で味をまとめる。それだけでも、食卓の野菜量を意識しやすくなります。

常備菜にするなら、じゃがいもや厚揚げで満足感を足す

作り置きの副菜は、軽すぎるとすぐになくなり、重すぎると食べ切れない。ちょうどよい満足感を出したいときは、じゃがいもや厚揚げのような食材が頼りになります。

「中華麹の新じゃがのごま和え」は、塩麹そのものではなく中華麹を使ったレシピですが、発酵調味料を野菜副菜に使う感覚を広げてくれます。新じゃがのほくっとした食感に、ごまの香ばしさ。夕食の小鉢にも、お弁当のすき間にも使いやすく、冷めてもおいしい常備菜として覚えておきたい組み合わせです。

塩麹に慣れてきたら、玉葱麹や中華麹のような発酵調味料も少しずつ試してみると、味の方向が増えます。和風に寄せたい日は塩麹、コクや香味を足したい日は玉葱麹、少し中華風にしたい日は中華麹。家族の好みや献立に合わせて選ぶと、発酵食品が特別なものではなく、いつもの調味料のひとつになっていきます。

「塩麹・玉葱麹の厚揚げハンバーグ」は主菜寄りのレシピですが、野菜副菜を考える日にも役立ちます。厚揚げのように満足感のある主菜を用意しておくと、副菜はシンプルな焼き野菜や浅漬け風の和え物で十分。平日の夜、厚揚げハンバーグにエリンギ炒めやじゃがいもの和え物を合わせれば、発酵調味料を使った献立が無理なく組み立てられます。

あわせて読みたい発酵レシピ

塩麹・玉葱麹の厚揚げハンバーグ

塩麹・玉葱麹の厚揚げハンバーグ

麹や発酵調味料を毎日の食事に取り入れやすい、HTM麹の関連レシピです。

レシピを見る

塩麹の野菜副菜を保存容器に入れた常備菜の様子

塩麹で野菜副菜を作るときの使い分け

塩麹は万能に見えますが、野菜の種類によって向いている使い方が少し変わります。難しく考える必要はありません。水分が多い野菜、火を通すと甘みが出る野菜、香りのある野菜。この三つに分けるだけで、味付けが決めやすくなります。

和え物に向く野菜

きゅうり、キャベツ、にんじん、ゆでた青菜などは、塩麹を少量から和えるだけでも副菜になります。水分が出やすいので、食べる直前に和えるか、少し置いてから水気を軽く切ると食べやすい仕上がりに。ごま、かつお節、海苔を足すと、味の印象も変えられます。

浅漬け風に向く野菜

かぶ、大根、きゅうり、白菜などは、塩麹と合わせて少し置くと浅漬け風に楽しめます。朝食にごはんと味噌汁を用意する日、こうした小さな発酵調味料の副菜があると、食卓の満足感が上がります。塩麹の量は控えめにし、味を見ながら調整しましょう。

焼き野菜に向く野菜

じゃがいも、かぼちゃ、れんこん、きのこ類は、焼くことで香ばしさが出ます。塩麹を下味に使う場合は焦げやすさに気をつけ、油を少しなじませてから焼くと扱いやすくなります。仕上げに黒こしょうやレモンを足すと、重たくなりすぎません。

  • 水分の多い野菜は、和えてから少し置きすぎない
  • 根菜は、先に軽く加熱してから塩麹をなじませると時短になる
  • 焼き野菜は焦げやすさに注意し、火加減をゆるめる
  • 作り置きは、食べる前に香味やごまを足すと飽きにくい

あわせて読みたい発酵レシピ

塩麹の銀ダラのかぶ炒め

塩麹の銀ダラのかぶ炒め

麹や発酵調味料を毎日の食事に取り入れやすい、HTM麹の関連レシピです。

レシピを見る

平日・作り置き・お弁当で使うなら

塩麹の野菜副菜を続けるなら、シーンごとに使い方を決めておくとラクです。たとえば平日夕食なら、火の通りが早いきのこ炒め。休日の作り置きなら、じゃがいもやかぶのように少し置いてもおいしいもの。お弁当なら、汁気が少ない炒め物やごま和えが使いやすいでしょう。

夕方、買い物から帰ってすぐに台所へ立つ日は、手順の多い副菜を作る気持ちになれないこともあります。そんなときは「切る、焼く、塩麹で味をまとめる」くらいで十分。発酵調味料をひとつ冷蔵庫に置いておくと、味付けの迷いが減り、料理を始めるハードルも下がります。

お弁当に入れる場合は、汁気と香りを意識しましょう。塩麹の和え物は水分が出やすいので、カップに入れる前に軽く水気を切る。炒め物はしっかり冷ましてから詰める。小さなことですが、昼に食べるときのおいしさにつながります。

あわせて読みたい発酵レシピ

塩麹のやみつきカリカリ梅唐揚げ

塩麹のやみつきカリカリ梅唐揚げ

麹や発酵調味料を毎日の食事に取り入れやすい、HTM麹の関連レシピです。

レシピを見る

あわせて読みたい発酵レシピ

中華麹の新じゃがのごま和え

中華麹の新じゃがのごま和え

麹や発酵調味料を毎日の食事に取り入れやすい、HTM麹の関連レシピです。

レシピを見る

紹介したレシピを日々の食卓で試すには、料理に合わせやすい発酵調味料を手元に置いておくと便利です。

HTM麹について

HTM麹では、塩麹・玉葱麹・醤油麹など、家庭の料理に取り入れやすい発酵調味料をご用意しています。朝食の一品、平日の夕食、作り置きの下味にも使いやすいよう、素材の旨みを活かした味わいを大切にしています。毎日の食卓に発酵を無理なく取り入れたい方へ、続けやすい選択肢をお届けします。

発酵食品や腸活に興味があっても、毎日手の込んだ料理を作るのは大変です。だからこそ、まずは野菜副菜に塩麹を少し使ってみる。エリンギを炒める、かぶを和える、じゃがいもにからめる。そのくらいの小さな一歩が、健康や美容を意識した食生活を続ける助けになります。

発酵を毎日の食卓へ

HTM麹では
塩麹・玉葱麹・醤油麹など
毎日の料理に使いやすい発酵調味料をご用意しています。

【HTM麹オンラインショップを見る】

信頼できる情報の引用紹介

発酵食品や腸活という言葉は身近になりましたが、食生活はひとつの食品だけで考えるものではありません。厚生労働省 e-ヘルスネットの「栄養・食生活」では、健康づくりにおいて日々の食事内容や生活習慣を総合的に考えることの大切さが紹介されています。

また、農林水産省の「食生活指針について」では、主食・主菜・副菜を基本に食事のバランスを整える考え方が示されています。野菜副菜を一品足すことは、こうした食生活の考え方にもつながります。

国立健康・栄養研究所では、健康と栄養に関する研究情報を発信しています。発酵食品や発酵調味料を暮らしに取り入れるときも、特定の食品に偏りすぎず、野菜、たんぱく質、主食を組み合わせながら、自分の生活に合う形を探すことが大切です。

塩麹の野菜副菜は、がんばらない常備菜づくりから

塩麹で作る野菜副菜は、きれいに作り置き容器を並べる日だけのものではありません。冷蔵庫にある野菜を見て、今日は炒めよう、明日は和えよう、週末は焼き野菜にしよう。そんな気軽な使い方で十分です。

最初に試すなら、火の通りが早いエリンギの炒め物。少し慣れたら、かぶやじゃがいもにも広げてみる。主菜と合わせたい日は、厚揚げのような満足感のある料理に、塩麹の野菜副菜を添えるのもよい流れです。

発酵調味料は、特別な健康法として構えるより、いつもの料理をおいしくするために使うほうが続きます。塩麹を小さじ一杯から。今日の野菜副菜が、明日の朝食やお弁当にもつながっていくと、毎日の食生活が少しだけ整えやすくなります。

参考・引用元

  • 厚生労働省 e-ヘルスネット「栄養・食生活」https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/food
  • 農林水産省「食生活指針について」https://www.maff.go.jp/j/syokuiku/shishinn.html
  • 国立健康・栄養研究所「健康と栄養の研究情報」https://www.nibn.go.jp/eiken/
麹コラム一覧